【社労士24】合格者の語るメリットとデメリット!【社会保険労務士】

社会保険労務士

社労士24が気になるけど、受講を迷っている方は多いのではないでしょうか。

この記事はこのような疑問をお持ちの方向けに書いています。

  • 社労士24に興味があるけど、申し込みの決心ができない方
  • 本当に良い講座なのか不安な方

社会保険労務士の資格の勉強を決心された方、これは本当にすごいことです!並々ならぬ決意が必要だったと思います。

お金、時間、家族、仕事、趣味・・・etc.、特に家族のある方にとって、勉強時間を確保することはワークライフバランスにも大きく影響が出てきます。そのような中でチャレンジを決意されたことをまずは心から賞賛させてください。

僕は10年以上ヘルスケア業界に勤めており、30代で社会保険労務士の試験に合格しました。プライベートでは未就学児2人のパパであり、仕事と乳飲み子の育児に忙殺される中で合格を勝ち取りました。(本当に本当にしんどい時期でした・・・)

また、お恥ずかしながら不合格も経験しており、フォーサイト(通信)やTAC(通学)の受講も経験ししています。そのような中で、合格した年に受講していたのが「社労士24」です。

この記事では、社労士24のメリットとデメリットをお伝えさせていただき、受講を悩まれている方の判断材料にしていただければ幸いです。

ぜひ最後までお付き合いください

社労士24について

社会保険労務士講座 時間の達人シリーズ(社労士24)

社労士24は、資格の大原が開講している社会保険労務士試験に特化した通信講座です。講師のキャラクターも相まって、とても人気のある講座のひとつになっています。

僕は、社労士24の受講を悩んでいる人から相談を受けることがあるのですが、まずは下記のような特徴をお伝えするようにしています。

社労士24の特徴
  • 24時間で全科目のインプット講義が受講できる
  • 倍速再生が可能なので、1回転12時間で受講できる
  • 1テーマ3〜15分で受講可能。スキマ時間が有効に使える
  • 映像を無料のアプリにダウンロードして、オフライン再生ができる
  • テキストが薄いのでモチベーションが続く
  • 図解がとても多く、有益な語呂合わせがたくさん
  • 通学と比べると圧倒的なコスパ(79,800〜)
  • 本当に初学者の場合は注意が必要

資格の大原:社労士24 https://www.o-hara.jp/course/sharoshi/sha_other_01

上記はあくまで講座の特徴ですが、ここからは一人のユーザーとして感じたメリット・デメリットをご紹介させていただきます。

社労士24のメリット

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社労士24のメリット
  • スキマ時間で勉強できる(一括でも細切れでもダウンロード可能)
  • 高品質&倍速再生で圧倒的な回転数の試聴が可能
  • テキストにはない語呂合わせが多い
  • 図解が本当に多い(図解だけ切り取って暗記カード的な使い方も!)
  • 紙の問題集とアプリの問題集(有料)が同じ
  • 合格者フォロー講座がある

僕は間違いなく社労士24のおかげで合格することができました。

他にも講師の金沢先生の人柄が最高!Twitterで大原&社労士24ユーザーとの交流できてモチベが保てる!といった点で個人的におすすめしたいメリットがあります。

ただ、これらは特に相性や個人差の出るポイントだと思うので、一般的なメリットとしてはあげておりません。

スキマ時間で勉強できる(一括でも細切れでもダウンロード可能)

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社労士24の一番のポイントはやはりココです!

講義が細分化されており、1テーマ:3〜15分程度で試聴することができます。

ちょっとしたスキマ時間にインプットができるんですね。もちろん一括ダウンロードとして90分程度の講義をまとめて試聴することも可能です。

正直、はじめはこの学習量のインプットを24時間で・・・?と、ちょっと疑ったこともありましたが、受講を開始してみるとクオリティの高さに圧巻でした。

私は、通勤やまとまった移動時間に一括の講義を試聴、ちょっとした空き時間は苦手分野の細切れ講義を試聴といった使い方をしていました。

一点、スマホの容量には注意が必要です。すべての講義をダウンロードしてしまうと、かなりスマホの容量を圧迫します。

科目にもよりますが、1科目あたり1GB〜2GB程度の容量を想定しておいてください。

ただ、当然削除すれば元の容量に戻りますし、ダウンロードは何回も可能なので、それほど気にする必要はないかもしれません。

念のため、勉強したい科目のみをwi-fi環境下で適宜ダウンロードするのをおすすめします!

動画のダウンロードと再生には専用の大原アプリが必要です。

無料ですし、操作性はとても簡単なのでご心配なく!

高品質&倍速再生で圧倒的な回転数の試聴が可能

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社労士24は、『合格に必要な情報を簡潔に、わかりやすく解説する』という点で本当に優秀な教材です。

驚いたのは、なんと講師が「講義ごとの台本を用意している」ことです!

つまり、話す内容をすべて文字に起こしているということです。

そのため、「え〜、あの〜」といった場繋ぎの言葉はありませんし、解説がつっかえることもありません。一言一言が無駄のない講義になるように設計されています。

そのため、何度も聴いていると、なんとなく「耳に残る」といった現象を体感することができます。

勉強していると、「なんとなく映像を覚えている」ことは誰しも経験あると思いますが、「耳に残る」恩恵も受けられるのは受験生にはとてもありがたいですね。

耳勉に頼りすぎないようご注意ください

はじめて講義を聞くと「は、は、早すぎる!!!」とそのスピードに衝撃を受けると思います。特に初学者の方にとって、特に1-2周目は苦痛だと思います。

ただ、慣れます!間違いなく慣れます!!そして、理解が進んでくると、通常速度だと逆に物足りなくなります。

社労士24講義動画は0.8-2倍速まで、0.1刻みで再生速度を調整することができます。

2倍速で聴けるようになればしめたものです!わずか12時間で全範囲を確認することができるようになるので、ペンキを塗るように何度も何度も回転して知識定着が図れるんです。

スマホをいじれない環境でも耳でしっかり復習できますね

テキストにはない語呂合わせが多い

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社労士24は要所で出てくる語呂合わせも良いんですよね!

資格の勉強をしていると ”語呂合わせは邪道” と考える方がいることは百も承知ですが、社会保険労務士試験は、語呂合わせがないと対応できないくらいの暗記量が必要です。

そして、覚えてしまえば理解は後からついてきます。受験生にとって、まずは合格することが最大の目標なのでここは割り切った方が良いです。

あくまで語呂合わせは補助的なものです

社労士24でも頻繁に語呂が出てくるというわけではありません

一例をご紹介します。

雇用保険法という科目では「特定受給資格者」に該当する方の「基本手当の所定給付日数」を覚える必要があります。

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特定受給資格者:基本手当の所定給付日数

とてもじゃないですが、対応しきれない暗記量ですよね。

でも、「はなむこ、いちいちくやむ、くやむけっこん、やんなるしー、むしさ」といった語呂がイラストつきで紹介されていたらどうでしょう。私はすぐに覚えることができました。

このような覚えにくいところや、忘れがちなポイントに絞って、語呂合わせが登場してきます。

※語呂と表の対応関係は、社労士24の講義の中でご確認ください。

自力で覚えるよりも何倍も時間の節約になります

また、理解を早めてくれるお役立ち情報も多いです。

一例をご紹介します。

図解が本当に多い(図解だけ切り取って暗記カード的な使い方も!)

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図解の多さやまとめ方も特筆すべき点です。

法律の勉強で文字ばかりが羅列されていると本当にげんなりしますよね。

その点、社労士24のテキストは他社のテキストと比べると文字が少ないです。多くのセクションで図解をもとに講義が進められるんですね。

例えばこのような図解がたくさんあります。

資格の大原ブログ:賃金1
資格の大原ブログ:時間外労働まとめ

まず森を見て、次に木をみて、最後に刈り取っていく(自分の知識に定着させる)イメージで図解を中心とした勉強を進めることができます。

そして、なんと!この図解は無料で開示されています。

資格の大原ブログ:【社労士】ただ(無料)の画像まとめ(横断整理編)

試験の直前期にはこの図解だけを切り取って復習することも可能ですし、スクショでスマホに取り込んで暗記カード的な使い方も可能です。図解を紙に印刷して赤シートで勉強するのもありです。

図解の使い方にかなり応用が効くんですよね。

個人的にとてもお世話になった図解ですので、社労士24を利用されない方でも有効に使えるんじゃないかと思います。

僕は試験当日、すべての図解に目を通しました。

本当に最後の最後まで役に立つツールです。

紙の問題集とアプリの問題集(有料)が同じ

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社労士24には、当然ながらテキストに対応した問題集「トレーニング問題集(通称:トレ問)」が付属しています。

他社と同様、精査された問題たちが多く掲載されていますので、基本的にはこの問題集でアウトプットをしていけばOKです。

ただ、紙媒体だとどうしても勉強しにくいシチュエーションがありますよね。そんな時に使えるのが「トレーニング問題集アプリ」です。

有料(1科目あたり650〜800円)なのが大きなデメリットですが、紙媒体の問題集と同じ問題が掲載されているので親和性は◎です。

僕は普段はスキマ時間にアプリで勉強して、まとまった時間がとれる時に時間を測りながら紙媒体のトレ問をこなしていました。

アプリでは、正答率や過去勉強した日がわかるのも便利なんですよね

合格者フォロー講座がある

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これは知る人ぞ知るおすすめポイントです。

社労士試験に合格しても、すべての方が資格を活かした人生を歩むわけではありません。

そのため合格したものの、数年も経てば知識がさびついてしまったり、法改正後の情報にアップデートできない方が多く出てきます。

合格者フォロー講座は、「今のところ社労士資格を活かす予定はないけど、知識はキープしておきたい方」に向けた講座です。

24,000円で社労士24の講座を試聴することができます。

受験生時代と同じ講師から、ほぼ同じ内容の講義が聞けるので忘却した知識がすぐに復活すると思います!

僕は社労士とは関係のない仕事をしていますが、

合格者フォロー講座を受講しています!

社労士24のデメリット

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社労士24のデメリット
  • 本当の初学者には難しい可能性がある
  • 条文読み上げに弱い
  • 直前対策やオプション講座をつけると費用がかかる
  • 問題集アプリが別料金

正直、クオリティの高さを考えると、少なくとも僕はデメリットを感じたことがありません。もっと早く受講を決めていればよかったとすら思っています。

また、受験生時代はどうしても合格したいという気持ちが強く、費用についても許容できる範囲の金額でしたが、場合によってはこの3点はデメリットになると思います。

本当の初学者には難しい可能性がある

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僕は、社労士24の受講以前に社会保険労務士試験の学習経験がありました(不合格でしたが・・・)。ようするに、本当の初学者と比べると社労士24に適応しやすい背景があったと思います。

なので、いかに社労士24が素晴らしい教材といえども、すべての初学者におすすめできるかというと・・・ちょっと「?」です。

例えば、このような方は初学の段階で社労士24だけに頼るのは注意が必要です。

  • 本当に時間がないので耳勉だけに頼りたい方
  • 高得点を目指したい方
  • 例:「え、保険者ってなに?」「被保険者の”被”ってなに?」の方

社労士24に限ったことではないのですが、初学の段階で耳勉だけで理解するのは不可能です。まず難しいと思ってください。多年度の受験経験者でも耳勉だけでの合格は難しいと思います

「24時間の耳勉を何周も回せば受かるかな?」と考えている方はご注意ください。

また、社労士24は満点を目指す教材ではありません。基本事項を徹底的に学んで、あくまで合格ラインを目指すスタイルになりますので、100点を目指したい完璧主義の方も向かないと思います。

あとは24時間でインプットを完了させるという特性上、本当に基本レベルの単語の解説はスルーされちゃいます(これは多くの他の教材でもそうですが)。

僕は初学の時は他社の教材でした。「保険者」「被保険者」という単語があたりまえのように使われていて、一瞬でつまづきました。

このあたりにストレスを抱えるタイプの方は、通常の通信講座にオプションとして社労士24をつけるのも良いかもしれないですね^^

そうなると他の学校も視野に入るかもしれませんが、社労士24を活かすのであれば、通常講座も大原にするのがおすすめです。問題集の解説で該当ページが記載されていたり、社労士24をオプションとして27,000円で受講するメリットがあります。

資格の大原:社会保険労務士 コース・パック一覧

79,800円→27,000円になるのは良いですね!

逆にこのような方は初学者でも社労士24から受講をはじめても何の問題もないと思います。

  • 社会保険労務士の学習経験がある
  • 学校で法律や社会保険を学んだことがある
  • 映像受講だけに頼らず、積極的にテキスト学習をする意欲がある

まずは資格の大原の体験講義を試聴してから相性を確かめてみてください。

資格の大原:社会保険労務士講座 社労士24 

条文読み上げに弱い

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社労士24は、細かく条文を抑える勉強方法ではありません。

全体を俯瞰して、横断的に情報を整理して、合格ラインまでの到達を目指すスタイルです。あくまで100点を目指すタイプの教材ではありません。

そのため、画像には細かな条文の記載を省いていることが多く、講義も条文の読み上げはほとんど行われません。

ご存じのとおり、社会保険労務士の試験には「選択式」という受験生泣かせの試験があります。この「選択式」攻略において条文を抑えることが必須です。

選択式対策は、トレ問や、youtubeで対応していくことになります。

このあたりについては、社労士24の制作サイドも自覚しているのかもしれません。ブログや動画で無料で条文対策ができるようになっています。

【社労士試験】ただの目的条文まとめ2022【一覧】読み上げ動画あり。

【社労士24】眠れる目的条文2022【睡眠用/聞き流し/読み上げ】

社労士24のブログやyoutubeもかなり使い倒しました

直前対策をつけると費用がかかる

お金
社労士24の費用
  • 社労士24 79,800円
  • 社労士24+直前対策講座 128,000円

基本的に社労士24を申し込まれる方へは、直前対策講座のついたプランを申し込むことをおすすめします。

できるだけ費用を抑えたい方にとっては、痛い出費です。。。

理由は、単独の社労士24だと、「テキスト+トレ問(選択&択一)+横断まとめ」が受講できるのですが、直前対策講座では下記のようなコンテンツも入っているからです。

  • 法改正まとめ
  • 白書まとめ
  • 直前対策演習(選択&択一)
  • 全国模試
  • 直前総合演習

いずれも最短合格に向けて非常に重要なコンテンツになるので、ぜひ受講しておきたいコンテンツです。

その他にも他社の全国模試を受けたり、アプリを購入したりすると、トータルで結構な金額になってしまいます。

問題集アプリが別料金

「社労士24」「社労士24+直前対策」ともに ”トレーニング問題集” という紙の問題集がセットになっているのですが、前述のように掲載されている問題をアプリで勉強することも可能です。

ただ、残念ながらこのアプリが別料金なんですよね。科目によって異なりますが、1科目あたり650〜800円です。

全科目購入すると7000円以上かかります・・・

受験生にとっては痛い出費…

社労士24利用者には特典としてアプリもセットにしてもらえると本当に助かるのですが…

さいごに

社労士24の口コミやTweetを拝見すると、いろいろなコメントが出てきます。多くがポジティブなものですが、一部「初学者には厳しい」といったコメントも散見されます。

ただ、よくよく考えてみてください。あなたがチャレンジしようとしているのは「難関資格」です。どの教材を使っても、初学者にとっては間違いなく険しい道になります。

社労士24にネガティブな意見を出している人は「簡単に合格したい、労力をかけたくない」という思いが強い方なのではないでしょうか。

多忙な中での挑戦になるので、もちろんその気持ちは痛いほどわかりますし、できれば簡単に合格したいです。ただ、受け身だけでの勉強ではなかなか合格を勝ち取れないのも間違いのない事実です。

最低限、自ら能動的に勉強していくスタンスと、わからないことを積極的に調べる意欲が必要です。そこさえできるのであれば、社労士24は初学者でも活用できる勉強ツールだと思います。

ぜひ社労士24で合格を勝ち取りましょう!

最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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